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Mであること以外は普通の男です。読物、体験談、戯言の類を徒然なるままに…
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 S女様から優しく責められるのも嬉しいのですが、時折、ひどく惨めな扱いをされたくなるときがあります。
 人を人とも思わない(まあ奴隷は元々人間扱いされないのでしょうけど)扱いをされたり、冷たくあしらわれたり、立場の違いを思い知らされたり…

 そんな気分のときにちょっと書いたものです。



 午後11時過ぎ、仕事を終え帰宅しようとしていたら携帯がなった。麻亜子様の呼出しだった。今からすぐマンションの部屋まで来るようにと、一方的に伝えると電話は切れてしまった。

 タクシーを飛ばし麻亜子様のマンションへ走り込む。24階建て、ワンフロアに一室しかない豪華なマンション。どうしてこんなマンションにお住まいになれるのか分からないくらいに豪華だ。16階でエレベータを降りると部屋のインターホンを押した。
 息を切らしながらドアの前でじっと待つ。御自分が呼び出しておいても中々インターホンへの返事がない。以前もこんなことがあって2、3度とインターホンを押した時は酷いお仕置きを受けた。
 5分ほどしてドアのノブが音を立てた。ドアがスッと開くと、そこには麻亜子様が立たれていた。ピンクのナイトウェアをお召しになっている。目のやり場に困りながら、私はドアを閉めるとその場に正座し額を床に付ける。

「遅くなって申し訳ございません」

 携帯の着信から20分ほど経っていた。部屋の前まではもう少し早く来ていたのだが…

 麻亜子様はお怒りの様子で私の後頭部を足で踏みつけになる。

「何でこんなに遅いのよ。呼んだら直ぐに来るってのが奴隷にしてやった時の最低の条件っだったでしょ!」

 5分以上前にここまで来ていたことは承知の上でおっしゃっている。

「申し訳ございません。すぐにタクシーで参ったのですが…」
「M奴隷が口答えするんじゃないわよ。私が遅いと思ったら、それは遅いってことよ」
「はい、本当に申し訳ございません」

 私はひたすらお詫びをする。これ以上何か言えば蹴りが飛んで来ることはよく分かっている。ようやく麻亜子様の足が私の後頭部から下ろされた。
 
「まあいいわ。裸になりなさい」
「ここで…ですか」              
「そうよ。今夜は部屋の中に入らなくていいから」

 私は言われた通り裸になる。鞄を下ろしスーツを脱ぎ、一糸もまとわぬ恥かしい姿になる。麻亜子様に呼び出されお部屋でお仕えする時はいつも全裸だが、部屋の中に入りバスルームで服を脱ぐのが普通だった。
 玄関先で裸になるように言われたのはこれが初めてだった。脱いだ服や持ち物をシューズボックスの上に置くと正座の姿勢に戻った。目の前にペディキュアされた形のいい指が並んでいる。

「私、明日の朝に急な仕事が入ったの」
「はい」
「仕事にどの靴を持って行くか、まだ決めてないの。明日の朝の気分で決めようかなと思ってね」
「はい」

 麻亜子様はイベントやキャンペーンのMCをされている。女子大生の頃は女性ファッション雑誌の読者モデルをされていたそうだ。

「でね、どの靴になってもいいようにシューズボックスの靴を全部磨いておいて欲しいのよ」
「は、はい。全部…」
「そう、全部よ。聞こえなかった?」
「いえ、聞こえました。申し訳ございません」

 お仕事柄、シューズボックスの中には数多くの靴が入っている。仕事用のもの私用のもの、調教用のもの、多分、数えれば40足以上あるだろう。その殆どが高く尖ったヒールを持つものだった。
 御命令で靴を磨いたことは何度もあるが、全部磨けと言われたことはなかった。時間をかけて丁寧に、そして念入りに磨かないと叱られる。麻亜子様は必ず磨いた靴を点検される。いくら一生懸命磨いても、汚れが残っていたり、磨きムラがあれば、一本鞭で気を失う直前まで打たれる。
 一足磨くのに10分かかるとすれば6時間半以上かかってしまう。直ぐに取り掛からないと間に合わない。

「じゃ、シャワーを浴びて寝るから。朝7時までにやっておくのよ」
「はい、麻亜子様」
「あ、そうだ。それと反対側のシューズボックスに入っているブーツも磨いておいてね。ブーツは使わないんだけどついでにね…」
「わ、分かりました。麻亜子様。ありがとうございます」

 麻亜子様の靴を磨かせていただけることにお礼を言わないとお仕置きの原因になる。奥の部屋へと続くドアが閉じられ、小さな照明がぼんやりと照らす玄関に私は一人残された。全裸の情けない姿で。
 シューズボックスの扉を開く。赤黒白ピンク、ピンヒール、スチール製のヒール、リボンの飾りが付いたもの、爬虫類の皮製のもの…、様々な靴が所狭しと並んでいる。
 中には、私が蹴られ踏まれ靴底に付いた汚れを舐め取らされた、忘れることの出来ないハイヒールも幾つかあった。見ているとその時の痛みや惨めさが思い浮かんでくる。
 反対側にある縦長のシューズボックスも開く。こちらには様々なブーツが並んでいる。ブーツだけでも10足はある。これも磨かなければならない…
 今はひたすら磨かないと朝になってしまう。全部磨けないようなことになればどんな目にあわされるか分からない。私はシューズボックスの片隅にある靴磨き用の布やクリームが入った箱に手を伸ばした。

               ----

 朝6時過ぎ、ようやく全ての靴を磨き終えた。寒い季節ではなかったが、全裸でいた身体は冷え切っていた。長時間の靴磨きで手にはもう力が入らず、脚も正座を続けていたので痺れていた。

 麻亜子様は既にお目覚めの御様子で、奥の部屋からシャワーを浴びられている音が聞こえてきていた。やがて、奥の部屋のドアが開きバスタオルを身体に巻かれた麻亜子様の姿が玄関に現れた。私は額を床に付け土下座をする。

「おはようございます。麻亜子様」
「終わったの?」
「はい」
「全部?」
「はい」
「ふーん。じゃ、さっさと帰んなさいよ」
「あ、あの…御点検は」
「あぁ、靴? 寝る前、シャワー浴びてる時に、靴は仕事先で用意してくれるってこと思い出したの。お前に靴を磨がかせていたことなんてすっかり忘れてたから、そのまま寝ちゃったわ」
「うぅ…」
「だ・か・ら、靴はいらないの。分かんないの? 靴は持って行かないって言ってるんだけど」
「は、はい…」
「早く出てってよ」
「……」
「何よ、それ。御褒美でも貰えると思ってたの。いいわよ。だったらあげましょ。脚を大きく開いて立ちなさい」

 私は立ち上がった。恥ずかしいことにこんな扱いをされてもペニスは大きくなっている。

「ふん、やっぱりマゾねぇ」 

 麻亜子様の指が勃起したペニスをパチンと弾き、その直後、蹴りが股間に入った。強烈な痛みが睾丸を襲った。声を出すことも出来ず、私はその場にうずくまり悶絶した。

「お前には何よりの御褒美でしょ。さぁ、自分の服と荷物を持ったら出てってちょうだい」

 私は何とか立ち上がり、もう一度だけお願いをした。

「あ、あの…、麻亜子様、服を着させてください」
「廊下で着ればいいんじゃない。私は出かける準備があるんだから」
「は、はい。では、失礼いたします」
「それだけ?」
「あ、お靴を磨かせていただいてありがとうございました。失礼いたします」

 私はシューズボックスの上の自分の服と荷物を抱えてドアを開けた。朝の冷たい空気が流れ込んできた。麻亜子様に背中を向け部屋を出ようとした瞬間、お尻を思いっきり蹴り飛ばされた。

「もたもたしてるんじゃないわよ!」

 私は廊下に蹴り出されバランスを崩して倒れてしまった。手に持っていた鞄や衣服が廊下に散らばる。膝を強く打ち痛みで言葉が出ない。ドアは大きな音を立てて閉じられた。すぐに、もう一度ドアが開くと、中から私の靴が投げ出された。転がった靴は私の顔に当たって止まった。
 
 何度も経験してきたひどいあつかい…

 ミストレスバーで出会って麻亜子様の虜になってしまった。たまになら相手をしてやってもいいとおっしゃった。
 気まぐれに呼び出され、用事を言いつけられ、蹴られ、打たれ、罵られ、笑われる。でも、麻亜子様の奴隷でいる限り、何回かに一回、ほんの僅かな時間であっても、麻亜子様の椅子や足置きになったり、マッサージやトイレのお世話をさせていただいたりできる。

 マンションの、他に部屋のない静かなフロアで、私は一人服を着て時計を見た。今から急げば家に帰り出勤できる。
 そして、いつものような一日が始まる。麻亜子様からの呼び出しを心待ちにする時間が始まる。 (了)

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コメント
この記事へのコメント
愛してる事
 愛した人に一瞬でも受け入れてもらえるために
ずっとずっと待っている・・・。
そういうせつないお話が好きです。
傷つけられ、無視され、罵倒される。
ひりつく傷跡、耐えられない痛み、屈辱。
本当はそんな物は好きじゃないけど
それでも、耐えて、耐えて、我慢していれば
あの人が微笑んでくれるかもしれない。

あ、妄想が爆走しそうです。
走って帰ってメモしとかなきゃ。
2006/07/12(水) 21:45 | URL | さやか #DS51.JUo[ 編集]
さやか様
Mモードにもいろいろあって、苦痛系より、精神的に酷い扱いをされたくなる時があるんですよ。これって体力が落ちてきたってことですか…?
2006/07/13(木) 02:10 | URL | tomomi@M #-[ 編集]
あがったりさがったり・・・
 落ち込んでいるときは、苦痛系のほうが・・・。
安定している時は、頑張れるので
屈辱や羞恥でも頑張れるのかしら。
さやかは、落ち込んでいるときはMはやれません。
うーんとわがままで、自己チュウなお嬢さんを・・・・。
相手は、びっくりして呆れます。

2006/07/13(木) 02:27 | URL | さやか #DS51.JUo[ 編集]
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